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レッドマリアの上映会が朝日新聞で紹介されました

 

朝日新聞の林記者が、ずっと長くレッドマリアの追っかけしてくださり、やっと名古屋の事が、記事になりました。また、これで、広がると嬉しいですね。(伊藤)

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働く女性、考える映画 派遣切り・性労働…日・韓・比の10人描く
2015年4月9日05時00分@朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/DA3S11695317.html?fb_action_ids=838025706270371&fb_action_types=og.shares&fb_source=other_multiline&action_object_map=%5B782116695228480%5D&action_type_map=%5B%22og.shares%22%5D&action_ref_map=%5B%5D

 

日本と韓国、フィリピンの女性たちの姿を通じ、「女性が働く」ことを考えるドキュメンタリー映画「レッドマリア/それでも女は生きていく」の上映会が全国に広がっている。派遣切りにあった人、セックスワーカー、ホームレス、介護労働者……。日本でも格差社会が進むなか、貧困や労働、日々のくらしにあえぎながらたくましく生きる女性たちの姿に多くの共感が寄せられている。


■上映会30回以上
「レッドマリア」には韓国、日本、フィリピンの10人の女性が登場する。描かれるのは、境遇も考え方も様々な女性たちの生活や労働だ。韓国の女性監督、キョンスンの2011年の作品。代表作に、母子家庭や虐待などで揺れる家族の姿を撮った「ショッキング・ファミリー」がある。
上映会は各地の男女共同参画センターやNPOなどが開いてきた。13年2月を皮切りに30回以上になる。「登場人物が多くて戸惑う」との声が出て、上映前に簡単に解説し、終了後にグループで共感や違和感について話し合うパターンが定着した。
名古屋市東区で2月下旬、愛知県の女性団体「ワーキング・ウーマン」の主催で上映会が開かれた。40人余りが映画を鑑賞、会場に残った25人が5グループに分かれて語り合った。


■内容めぐり議論
映画の冒頭近く、それぞれ派遣切りにあった日韓の女性が登場する。韓国の女性は工場に置いたコンテナに6年間立てこもり、日本の女性は自分を雇い止めにした本社前でマイクを握って訴える。そんな姿に「圧倒された」「女は強い。女で良かったと思った」などの感想が出た。
論議の中心の一つは性労働(売春)。韓国やフィリピンの性労働者が自分たちの権利を主張するシーンに、参加者から「性労働が本当に選択肢といえるのか」との声があった。また、旧日本軍兵士により村の女性たちが一軒家に連れていかれてレイプされたと訴えるフィリピン人女性が、「娼婦(しょうふ)と同列にされるなんてあり得ない」と語るシーンには、「女性の分断ではなく、助け合いが必要では」などの意見があった。
愛知県岩倉市の会社員梅田知奈さん(29)は、家の前ギリギリを電車が通るフィリピンのスラム街の様子に心が痛んだ。「自分で働いてみて、女性が圧倒的に不利なことを知った。自分に何ができるのか、もっと学びたい」とイベント後に話した。

■「つながり感じて」
自主上映を企画するのは女性団体「働く女性の全国センター(ACW2)」だ。トークに招かれた副代表の伊藤みどりさん(62)は「この映画はどの見方が正しいといった価値観を持ち込まない。女性たちが『働く』ことを通じ、国境を超えたつながりの中で生きていることを感じてほしい」と語りかけた。
ACW2は映画自体にも登場する。09年に開いたシンポジウムの場面だ。東京都内で布ナプキンなどを売りながら野宿で暮らす当時30代の女性が登壇し、「『働くかホームレスか』みたいな二分法しかないんだったら、私はホームレスの方がいい」「何か絶望しているんですよ、働くっていうことに」などと発言。女性の働く権利のために活動を続けてきた会場の女性たちが、「(ホームレスのあなたが)生活できるのは周りに働いている人がいるからこそ」などと激しく反発した。
だが、撮影から数年たった今、若者を使い捨てにする「ブラック企業」問題が広く知られたこともあり、ホームレス女性の言葉への共感が広がっているという。名古屋での話し合いでも、「(非正規労働が増えるなど)女性のおかれた状態は確かにひどくなってきている。20年、30年と女性の権利のため闘ってきた人からみても、働く女性をめぐってこの間何が起きたのか、きちんとした評価が必要だ」と語る参加者もいた。
自主上映の問い合わせはACW2(office@acw2.org)。
(編集委員・林美子)

 

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