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上野さんインタビューに対する栗田レポートなど ニュースNo.24をめぐって

対話を広げよう!  分断をこえるために

~「個人」批判でなく、「問題」に焦点を当てて話そう

 

ニューズレターNo.24に会員の皆さんからさまざまな感想をいただき、ありがとうございました。

先にこのホームページ上で掲載したほかにも、「対話が必要というコメントに共感しました。会報全体から対話をしようという感じが出ていて大変うれしく思います。4ページの分断を超えるを目指す会員の「言語島」という部分は、普段から人と話をするときにも対話のルール(やたらと批判・非難しない、一人だけずっと話さない)を守ってもらえる人が増えると解決するのではないかと思いました。私も普段から対話の練習をしたいと思っています」など、うれしく拝読しました。

今回とくに、栗田隆子さんの文(上野千鶴子さんのインタビュー記事中の発言について書いたもの)に、共感の声が複数寄せられました。

いっぽう、サポート会員である上野千鶴子さんからも、反論のお手紙が届きました。上野さんの手紙は次号ニュースに掲載します。

次号ニュースに先立ち、私たちの意図を明確にしておきたいと思います。私たちはそもそも上野さん個人に対して論争を挑んだのではありません。上野さんの考えに賛成する女性たちも含め、多くの女性たちと、分断をこえるために対話をしていきたいのです。そのために、上野さんの今回語られたインタビュー記事の内容が議論のタネとして、たいへん役に立つのではないかと考えました。

その際、「個人」ではなく「問題」に焦点を当てて話し合っていきたい。なにがどう問題なのか、現実はどうなのか、女性が働くことはいまどういう状況なのか、とくに今回の「問題」の中心は、(若い世代に対して)「アドバイスをすることについて」「自己責任論(=新自由主義)」にあるのではないかと考えます。 ぜひみなさんのご意見を広くお寄せください。

栗田さんの文だけでなく、特集「分断をのりこえるために」としたニュース全体をぜひ読んで(トップ記事、会員の声、ACW2のビジョン、派遣労働者の報告、川柳、等々)、1人ひとりの生身の現実に根ざしたご意見をお待ちしています。 ご意見、コメントはACW2の事務局メール office☆acw2.org(☆を@にかえて)までお願いいたします。

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